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Amazonアカウントが閉鎖されるリスクにと未然の対策について今回はお話ししていきます。

Amazonアカウント閉鎖された場合のペナルティ

①Amazonでの販売ができなくなる
②Amazonでの売上入金が3ヶ月間保留される
③FBA倉庫に預けている全ての在庫が返送されてくる(返送費用も負担必要)

それぞれ解説しますね。

①Amazonでの販売ができなくなる

これは説明不要だと思います。アマゾンでの物販ビジネスが完全に止まり、稼ぐどころではなくなってしまいます。

②Amazon売上の入金3ヵ月間保留

もしあなたが低利益率で自転車操業している場合、最大のリスクはこの3ヵ月間アマゾンでの売上金支払いを止められるリスクかもしれません。

例えば月商500万円で利益率12%でAmazon上の物販をやっている人が翌月から3ヵ月入金ストップされたらどうなるでしょうか。計算上では月商500万円を利益率12%で作るためには最低月450万円程の仕入れが必要になります。ということは、どんなにクレジットカードなどで支払い猶予期間を設けていたとしても2ヵ月以内には450万円の仕入れ分の支払いがやってくることになります。この時に売上げ500万円がアマゾンから支払い凍結されていたら・・・。450万円という巨額の資金をどこからか調達してこなくてはなりません。考えただけでぞっとしますね。

FBA倉庫に預けている在庫商品の全返送

仮に1000個の在庫をFBAに預けていたとして、1個の返送料が小型・普通サイズの51円だとしたら約5万円の出費が発生します。それよりももっと痛いのは1000個のFBA在庫が一気にFBAから自宅や会社へ返送されてくることです。大きなスペースが自宅や会社にあればよいのですが、1000個も返送されてくると自宅や事務所が段ボールだらけになるかもしれません。

Amazonアカウント停止はもはや大惨事です


副業でやっている場合にはこの対応だけで数日会社を休まねばならなくなるかもしれません。家族にも迷惑がかかりますし、金銭的にも窮地に追い込まれる可能性もあります。普段からこうならないようにアマゾンアカウント停止に対する未然防止策(以下)を心がけることが重要です。

アカウント停止の防止策

①顧客満足指数(パフォーマンス)を高める
②規約違反をしない&定期的な変更点チェックをする

地球上で最も顧客満足を重視する会社=Amazon

顧客満足指数について解説する前に、Amazonの理念を知っておきましょう。実はAmazonという会社は創業以来「地球上で最も顧客中心の会社」という理念を掲げ、貫き通しています。赤字で苦しい時も決してその負担をお客様に転化することはありませんでした。以下はAmazon.co.jpの新卒採用サイトから抜粋した内容です。アマゾンの顧客重視の考えがよく判りますね。

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アマゾンはお客様に迷惑のかかる行為をとことん嫌い、お客様の満足度を最重要視する企業である

ということをまず理解しておきましょう。

①顧客満足指数を高める

顧客満足指数とは

Amazonのこの姿勢の現れとしてAmazonは販売者(セラー)アカウントに優劣をつけ、より優れた販売者から優先的にお客様が商品を手に入れられる仕組みをとっていると明言しています。

具体的にいうと、Amazon商品ページのカート取得率やカート取得時間(維持時間)に差をつけており、
結果として、優れた販売者ほど大きな売上が得られる仕組みをとっています。

このアマゾンセラーアカウントの強さを決めるのが顧客満足指数です

顧客満足指数の中身

顧客満足指数は以下の項目で構成されており、殆どが減点方式の評価です。
(なおAmazonは明言していませんが、販売実績や商品在庫数、商品カテゴリー別実績なども加味され、カート取得率や時間が決定されていることは私の経験上も明らかですので、アマゾンセラーセントラルの管理画面では見ることのできない顧客満足指数 評価項目もあることは間違いありません。)

1)アカウント健全性

以下は販売者のアカウントを傷つける注文トラブルとして記録され、減点対象となります。

注文不良率

注文に対する顧客の評価が5段階評価で1や2がつくと、大きな減点対象になります。また、注文者からAmazonマーケットプレイス保証申請がされた場合や販売者のサービスが悪く問題が生じた場合のチャージバック(クレジットカード所持者=お客様が、クレジットカード会社に対し払い戻しを求め、払い戻しがされた場合)も同様の大きな減点となり、注文不良にカウントされます。全注文中1%未満である必要があります。

出荷前キャンセル率

販売者が自己配送で注文を受けた場合で、実は在庫がなかったなどの理由から販売者都合の注文キャンセル(ドタキャン)をした場合にキャンセルとしてカウントされ減点対象になります。全注文中2.5%未満である必要があります。

出荷遅延率

販売者が自己配送で注文を受けた場合で、約束の出荷期日までに配送できなかった場合、出荷遅延としてカウントされ、減点対象となります。全注文中4%未満である必要があります。

期日内配送

自己配送での出荷期日には間に合っても予定日までにお客様に届かなければ、それも含めてサービス提供者・販売者の不備としてカウントされ、減点対象となります。

追跡可能率

自己配送で注文を受け、出荷した商品について、送り状などの追跡番号をお客様に通知することが原則となっています。これがない場合、減点対象になります。

返品の不満足度

お客様からの返品リクエストに対し、48時間以内に返答しなかったものや、不適切な理由で返品を断ったもの、購入者からの返品対応に対する評価が悪かったものについてカウントされ、減点対象となります。

ポリシー違反

アマゾンからの重要な通知がアマゾンセラーセントラル上に表示されますが、確認されていない場合にカウントされます。

回答時間

お客様からの質問に迅速にこたえることが義務づけられています。

2)ストア評価

評価は加点方式と思われます。5段階評価ですが、4.8以上の評価を常にキープしたいところです。
不当な評価についてはこちらの記事を参考に削除することも検討してみてください。

評価

評価の点数と件数は重要な指標の一つとなっています。評価が高いストア(販売者)ほど優先的にカートを取得し、そのカート獲得時間も長くなることが知られており、評価は積極的に高めるべきといえます。

ただし、購入者であるお客様が100人いてもそのうち1人か2人しか評価をして下さらないというのが現実です。したがって、評価を増やすための施策「評価依頼メールの送信」を実施するセラーが多いです。

しかし、注文が増えれば増えるほどこの評価依頼メール送信作業の負担は増えてしまい、大変になっていきます。そこで私がおすすめするのがアマスタというツールによる自動化です。

アマスタの詳細はこちらに記載していますので是非参考にして頂き、導入を検討してみてください。本当に注文が増えてきてしまうと人を一人雇おうかと思うくらいの仕事量になってきますが、ツールであれば一人雇った場合の人件費の数十~数百分の一でこの作業ができてしまい、普通に考えて導入すべきツールだと思います

②規約違反をしない&定期的な変更点チェックをする
規約違反

アマゾンの規約については必ず一度は目を通してみてください。規約違反を犯すと一発でアカウント閉鎖になる場合があります。

例えば商標権の侵害や偽物(ブランド)、児童ポルノ商品の販売は即アカウント停止になります。

まとめ

今回はアマゾンアカウントの閉鎖リスクとその対処法についてご説明しました。顧客目線で商売をやっていれば特に問題のないことばかりですが、ついつい売上優先、自分の手間を優先し、おかしな対応をとってしまう販売者さんがアカウント停止されたり、閉鎖される事例も時折耳にします。商売の原点に立ち戻る意味でも定期的に確認しておくとよいかもしれませんね。

それではまた別の記事でお会いしましょう。