こんにちは。高橋由奈です。

突然ですが、2キロの漬物石と2キロの綿
どちらが重いと思いますか?

もちろんどちらも同じ重さなのですが、

一瞬「綿?」と思った方、多いのではないでしょうか。

このように、同じ重さなのに、イメージだけで
軽そう・重そうと錯覚してしまう心理効果を
「シャルパンティエ効果」と言います。

シャルパンティエ効果とは

錯覚を利用したシャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果とは、心理的錯覚を利用した効果です。

前述の、同じ2キロの漬物石と綿の例。
一見漬物石の方が重く感じますよね。

人間の常識下にあるイメージを利用して、
感覚的に錯誤を起こしてしまう効果をシャルパンティエ効果と言います。

正確な数値よりもイメージが有効

よく、ものの広さを伝える時に
東京ドーム○個分の○○っていう表現、聞きますよね。

東京ドームの面積は約4.7ヘクタールなのですが、

例えば地主さんの紹介で
「9.4ヘクタールの広大な土地を所有しています!」と言われるよりも
「東京ドーム2個分の土地を所有しています!」

と言われた方が、「凄い!広い!!」ってなるのです。

つまり、「見る人のイメージを膨らませる」という効果が
「シャルパンティエ効果」にはあり、
ビジネスにおいて、特にキャッチコピーなどによく使われます。

「レモン○○個分のビタミンc入り」
「1日分の野菜が入ったラーメン」

など、見かけますよね。

人が陥る数字の錯覚

シャルパンティエ効果は数字に関する錯覚で言われることが多いですが
数字に関する錯覚はどのようなものがあるでしょうか。

例えば、「ビタミンC3g配合」と書かれた商品と、「ビタミンC3000mg配合」と書かれた商品。
これはどちらが多くビタミンが含まれている気がしますか?
3000mgと書かれた方がなんとなく多いような気がしませんか?

単位が変わっているだけで実際は同じ量なのですが、
数字が大きいことで、多くビタミンCが入っていると感じてしまうわけです。

他には、1000円で売られている商品に比べて、
998円で売られている商品の方がだいぶ安いように思ってしまうという例があります。

実際はわずか2円の差なのですが、極端に安く感じてしまうのです。

スーパーで商品が中途半端な値段で商品が売られているのは、
お客さまに商品を「安い」と錯覚させるためのテクニックなのです。

きりのいいよりも、半端にした方が安く感じます。
ほんの少しの差であっても、桁が変わったり、先頭の位の数字が減ることで
安く見えるのです。

このように、人は数字に関して簡単に錯覚に陥ってしまいます。

シャルパンティエ効果を利用した2段割引の例

シャルパンティエ効果を利用したものには、
2段割引という方法もあります。

これは少し複雑なのですが、例えば60%割引の商品があるとします。

例) 定価10,000円の商品、どちらの方が安くなったと感じますか?

①50%OFF、更にレジにて 20%OFF
②60%OFF

なんとなく①の方が安くなったと思いませんか?

では、計算してみましょう。

①50%OFF、更にレジにて20%OFFの場合

10,000円が50%OFF(5,000円引き)で5,000円。
さらにレジにて、5,000円が20%OFF(1,000円引き)で4,000円。

②60%OFFの場合

10,000円の60%OFF(6,000円引き)で4,000円。

このとおり、両方とも10,000円の商品が4,000円になるので、
割引率は同じなのです。

50%OFFの更に20%OFFというのは、60%となるのですが、
「50%+20%なので、70%OFF?」みたいな錯覚に陥り、
商品が買われやすくなったりします。

このように、「シャルパンティエ効果」にはお得感を感じさせる効果もあります。

まとめ

シャルパンティエ効果は、使い方によって、
商品やサービスのイメージを膨らませたり、良く見せたりする事が出来ます。

また、数字のマジックを使って、お得感を演出することも出来ます。

人の心理を理解した効果的な手法ですが、
過大表現にしてしまわないように注意して、

ビジネスに活用してみましょうね。

ではまた。